第3話 あおもりっ子は太りすぎ!?

先生こんにちは。

久しぶりね。ちょっと見ないうちにハルト君ずいぶん大きくなったわね。

保育園でも大きい方じゃない?

そんなことないですよ。周りの子も同じくらいですよ。

そうなの?それにしてはちょっと太り気味かな。知ってる?青森県の5歳男の子の肥満傾向児出現率は全国平均のおよそ2倍なんですよ。

え?知りませんでした。ハルトの友だちも結構大きい子が多いから、特に気にしていませんでした。

5歳になって「肥満です」ってわかると遅いでしょ。その前から気をつけないといけないんですよ。

でも先生、この頃って、少しくらいぽっちゃりしていても大丈夫なんじゃないですか?

何言ってるの。この頃の肥満は成人肥満につながるのよ。そのまま、もし成人でも肥満だったら、生活習慣病のリスクも高いでしょ。だから、今できることは今からしないと。

わかりました。ハルトと一緒にダイエットがんばってみます!

 

ワンポイント情報

医師免許を持つ現役保健所長

クレナイ先生のワンポイントアドバイス

肥満対策としてもっとも効果的なことは、肥満と指摘される前に、そうならないための知識を取り入れ、予防策を実行することです。そして、子どもの肥満は親の接し方で改善することができます。まずは正しい知識を知り、親子一緒に生活習慣の改善、子どもの肥満解消を目指していきましょう。

 

肥満度の測定方法

体重の変化と肥満の傾向を知るには、母子健康手帳に載っている「身体発育曲線」が利用できます。乳幼児の肥満度は、「カウプ指数」という数値を用います。カウプ指数は、体重(kg)と身長(cm)から計算し、体型バランスを測定する方法です。

 {体重÷ (身長×身長) }× 104=カウプ指数

という式で求められます。

 

【判定基準】

カウプ指数

指標 判定
13未満 やせ
13~15未満 やせぎみ
15~18未満 正常

18~20未満

肥満ぎみ
20以上 肥満

 

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