ボランティアとは?

ボランティアとは

ボランティアの基本理念は、以下の4つです。

  1. 自発性(自由意志)
    他から命令または強制されるのではなく、自ら進んで行うことです。
  2. 無償性
    労働の対価としての金銭はもとより、名誉や地位などの無形の報酬も含めて一切の見返りを要求するものではありません。
    ただし活動に伴う交通費などの実費については、考え方が分かれるところです。
  3. 公共性
    自分の知識、技能、労力、時間、財力などを、広く多くの人々を愛する気持ちに基づいて提供することです。
  4. 先駆(開発・発展)性
    ボランティアの活動により、より良い方向に変化してゆくよう社会貢献しようとする精神です。

ボランティアの目的

 ボランティア活動をしてみようと思っても、最初はどこでどんな活動をすれば良いのか分からなくて困ってしまうことでしょう。

そこで参考までにどんな活動があるのか、身近なボランティアとして目的別に分けると次のようになります。

1. 特技を生かして活動したい

 イベントなどでの講師、スポーツ少年団のコーチ、施設の慰問における上演や演奏、観光ガイド、通訳、点訳などがあります。 教えたり実技を披露するこうした活動は奉仕になるだけでなく、自分の趣味や特技の技能向上につながり、また様々な人と交流することによって知識や人脈も広がります。

2. 高齢者や障害者の手助けをしたい

 福祉施設での介護、生活・作業支援、話し相手、病院での院内サポートなどがあります。 活動を通じて医療や福祉行政に関する知識が深まり、奉仕を受ける人とのふれあいやボランティア仲間との交流により、自己の人間性や能力を向上させることができます。

3. 幼児や児童育成の手助けをしたい

 幼稚園、保育園での活動補助や、絵本の読み聞かせなどがあります。 小学校では読み聞かせのほか、特別学級の支援などの学校支援活動もさかんになってきています。

4. 自然保護や環境保全に役立ちたい

 高山植物の保護、街や公園でのごみ拾い、廃棄物のリサイクルなどがあります。 このような活動は、自然を大切にする心を育てるとともに環境問題への理解を深めることにつながります。

5. 国際協力や国際交流に携わりたい

 海外青年協力隊に参加して低開発国の技術支援などに取り組んだり、海外からの留学生の生活支援をしたり、留学生のホームステイを引き受けることなどがあります。
 とくに留学生や一時滞在の外国人に対する様々な支援では、日本に居ながらにして国際協力ができるのが魅力です。

6. 間接ボランティア

 1.から5.は直接奉仕をする「直接ボランティア」です。 それとは別に、オムツやぞうきんを縫ったり、不要になった空き缶や切手を収集して得たお金を寄付したり、募金活動を行うような「間接ボランティア」もあります。あまり時間をかけずに気軽に出来る活動です。

 

 ボランティア活動はただ奉仕をするだけでなく、色々な知識や技能が身に付いたり、問題に対する解決方法を見いだしたり、他人や自然を慈しむ心が育つなど、 自分自身にとって社会生活をする上での貴重な学習機会の場でもあります。
 現在様々な団体やサークルが県内でそれぞれの活動をしているので、その会員と一緒に活動してみるのも、良い方法です。

ご相談・お問い合わせ

社会参加活動支援センター

〒030-0111 青森市荒川字藤戸119-7 青森県総合社会教育センター内
TEL 017-739-0900 FAX 017-739-2570